ところ変われば別会社

ところ変われば別会社

 

入社以来23年間在籍していた支店から転勤することになりました。
もともとは都心の支店だったため営業職である私は、お客様もそれなりの会社や地位にある方が多く、経済の中心位置で仕事をしているという実感がありました。

 

 

転勤した先は都心から急行で一時間ほどのところでしたが、たったそれだけの距離で仕事場の環境は全く違っていました。

 

やはり都心から離れている分、扱う仕事の量も少なく単価も低い、といった環境で、これについては都心が一番量的にも単価的にも高いものを扱うのは当然なので致し方ない部分がありましたが、それに対応する社員が、その環境に浸りきっているところに違和感を感じました。

 

都心の支店は会議などの時間厳守、節電節水など徹底しており、無駄な経費を削減することにも非常に力を注いでおり、さらに受注単価も高かったため、会社全体の売り上げを牽引していました。

 

ところが、転勤先の支店は会議などは時間通りに始まったためしもなく、社員が飲むためのコーヒーサーバーなどが事務所においてあり、普段使わない会議室の電気もつけっぱなし、といった状況でした。

 

さらに売り上げ金額も低いため、お荷物的に扱われていましたが、いざ自分が働いてみると業績の悪さだけでなく、こういった無駄の多さに愕然としました。

 

社員もそれが当たり前になってしまっており、雰囲気は牧歌的でよくいえばぎすぎすしていない、悪く言えば危機感がないといった状況でした。

 

通勤で2時間近くかかるわたしには会議が時間通りに始まらないこともさることながら、都心ではありえない夕方の6時から会議を始めるといった、時代錯誤の感さえある環境に徐々にストレスが高まっていきました。

 

それまでの支店では所員が一丸となって上昇志向を持ち上を目指していましたが、現状に満足しきっている現在の状況に耐え切れず、自分自身の更なるステップアップを目指し、結果的には退社し、現在起業に向けまい進中です。

 

転勤の経験がなければ、起業などという事も考えなかったと思うので、そういった意味では単に転勤後も無駄な時間ではなかったのかな、と今では思っています。